社会保険労務士で産業カウンセラーの加賀佳子(@kako_sr)です。障害年金についての生きた情報をブログでお伝えしています。
連続して出版の話になってしまいますが、執筆に参加させていただいた障害年金の本(共著)が、このたび出版されました。
障害年金を取り巻く誤解のひとつに、「仕事をして収入を得ていると障害年金はもらえない」というものがありますが、そのようなことはありません。
とはいえ、特に精神疾患や、がん、難病などの内部障害では、就労により認定の難易度は上がりがちです。
この本は、それらの疾患にスポットをあて、就労していても障害年金が認定されている事例を紹介しながら、認定の基準や請求のポイントなどを解説した、ちょっとめずらしい解説書です。
私は精神障害を担当させていただきました。
本の内容と構成
大まかな内容は次のようになっています。
- 総論
- 精神の障害
- アルコール依存症・双極性障害、高次脳機能障害
- がん
- 難病、内科系疾患
- 資料
それぞれ、実際の事例を紹介しながら、適用される障害認定基準や認定の考え方、医師に診断書を依頼するとき気をつけること、病歴・就労状況等申立書のポイントなどについて、「就労の事実」をふまえながら解説しています。
診断書や病歴・就労状況等申立書の抜粋も、随所に掲載されています。
出来上がった本をあらためて読んでみて、著者のひとりが言うのもなんですが、良い本に仕上がっているなぁと思います。なんといっても視点が優しいのです。
疾患をかかえながら就労されている方、これから就労しようとしている方はもちろん、就労されていない方にも、参考になる部分がたくさんあると思います。
社労士 かこ
ご本人やご家族など当事者の方や、支援者の方にも、ぜひ、読んでみていただけたら嬉しいです。
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